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スムシのこと

スムシのこと


今までミツバチがスムシにやられないようにと、こまめにお掃除をしてきても、どうしてもちょっと油断したスキにやられてしまって、群が逃去あるいは壊滅してしまったという体験は、大勢の方が経験されていることだと思います。

スムシに荒らされた巣板
(スムシに荒らされた巣板)

でも本当のところは、ミツバチにとってはスムシはお掃除屋さんで、持ちつ持たれつの共生関係で何万年もやってきた仲間同士ですので、この共生関係を人間が断ち切るのは無理というものです。

実際に、皆さんがスムシを掃除するより、スムシがミツバチを掃除する速度のほうが早いということは、言葉を替えると、ミツバチの飼育箱のつもりが、現実はスムシの繁殖箱になっているということですから、ここでは視点を変えて、スムシの繁殖法から逆にスムシの撃退法を探ってみましょう。



1.ハニーワーム養殖からスムシが増える条件を学ぶ

ミツバチ飼いからは「スムシ、スムシ」と嫌われる存在ではありますが、釣りやペット業界では「ハニーワーム」と呼ばれ、大切に養殖されています!

熱帯魚や両生類などの高栄養食、釣りの好餌として店頭で売られたり、値段が高いので、自分で養殖をなさっているペット愛好家も大勢いらっしゃる程です。

釣り具屋さんのスムシ
(釣り具屋さんで販売されているスムシ)

ハニーワームの飼育においては

一、温度
二、湿度
三、エサ

の三要件が重要ですが、とりわけ温度が一番大切な要素になります。

温度とスムシの繁殖についての概念グラフ
(温度とスムシの繁殖についての概念図)

グラフにあるように、スムシのいるところが15℃以上20℃を越えたら爆発的に増えて、28℃前後では後から後からわいてきて、2~3センチの大きい芋虫が・・・。

ミツバチを飼っている方は、あまり考えたくないとは思いますが。

二の湿度についても、床下にカビがでたり、シロアリがわく温度帯とスムシの快適域は同じで、通常よりたかだか5%程度高く推移するだけで、温度と湿度の相乗効果で繁殖しだします。

三の餌については、足りなくなると、プラスチック容器などの繁殖箱を強力な顎でかじり破って脱走してまで探す貪欲さが、ハニーワームにはあります。

これはミツバチ巣箱の中が、スムシに荒らされる様と同じですので、皆さんはよくご存じだと思います。



2.天然巣から、スムシの増えない条件を学ぶ

ミツバチの天然営巣場所としては、立木の空洞が多いと思いますが、これはいわば水冷式。

お墓なども多いですが、これは空冷式。

お墓の中の日本ミツバチ
(お墓の中に長年営巣しているニホンミツバチ)

ミツバチは蜂球をあたためるのは得意ですから、涼しい空間で上部に固まって蜂児を育て、下部に巣クズがいっぱいたまっても、スムシの成長は、ごくゆっくりというわけで、同じ場所で何年も営巣してもスムシにやられることは極々まれです。

お蔵の中に営巣したニホンミツバチ
(お蔵の中で営巣しているニホンミツバチ)



3.飼育巣箱でスムシの増えないコツを考える

1と2からスムシ対策としては、スムシ生息域の温度を下げることが大切で、巣箱の底の掃除の回数や巣クズの量は、あまり意味をなさないといえます。

蜂球温度が常に35℃であることを考えると、スムシと蜂児圏の距離を離すことが、最も大切であることがわかります。

横型巣箱では、よほど強群でないと、すぐスムシ繁殖箱になってしまうのも、うなずけます。

金太郎自作巣箱:通称「巨神兵」
(倒れやすいのが欠点の通称「巨神兵」縦型巣箱)

まとめ

ミツバチの巣箱を、スムシ繁殖箱にしないためには、

①スムシ生息域の温度を下げる

ことが、最重要で、そのためには、

・底板と俸給の距離を離す
・木陰の涼しいところに巣箱を設置する  ことです。

②巣箱内の湿度を下げる

ためには、巣箱下部の通気を良くするために細かい目の金網を底板の代わりに使ったりして、良い結果が出ていますが、根本的には、巣箱の材質を、湿気のこもらないものにするのが、冬越し対策と相まって重要でありますが、この件につきましては、巣箱のところで詳しく説明します。

③巣箱底板の掃除をこまめにする

のは、1、2に比べれば、たいして重要ではないですが、もちろんやったほうが良いです。それより最後に

④スムシの生育を直接阻止する

ような微生物資材も開発されており、(商品名:B-401/俵養蜂場取り扱い)人にもミツバチにも無害ですので、安心して使えます。

スムシはミツバチの敵ではないと見方を変えるだけで、今までと全く違ったスムシとの付き合い方が始まりますよ!

さあ、今日でハニーワーム繁殖箱から卒業しましょう!




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